「選択の自由」
今から14年ほど前に「選択の化学」という書籍が発売され、多くの反響を得ました。その中で紹介されていた事例を二つ紹介します。動物園で飼育されている動物は、野生の動物より平均寿命が短いそうです。一見、天敵もなく、エサも定期的に与えられる動物園は寿命を長くする環境と思いがちですが、オリの中で閉鎖的、自由に野原を駆け回れないという「選択肢を与えられない」現実は、動物にとって大きなストレスになるのかもしれません。また周りから見たら過度のストレスを抱え大変だと思われがちな経営者も一般の方と比較して長寿なのはご存じですか。松下幸之助、稲森和夫、本田宗一郎などの名経営者たちもそろって長命です。これは著者に言わせると「選択の自由」があるからだと述べられています。自身が決めた方向性に向けてある意味自由に意思決定ができる経営者は、ストレスはかかるものの、強い使命感を持ち、やりがいを持って働ける職業です。今日も我々経営者は、世のため人のために喜んで働きましょう!